ウェブテストの替え玉(代理)受験と解答集使用のメリット・デメリット

予め言っておきますが、ウェブテストにおけるいわゆる「不正」の是非については議論しません。

 

ここでは私や私の周囲の就活生の経験を総合し、ウェブテストの替え玉受験や解答集使用の実際と、それぞれの手段のメリット・デメリットを一就活生の視点から述べたいと思います。

※ちなみに私は、自力でウェブテストに取り組みました。

 

 

解答集使用のメリットとデメリット

解答集とは、特に玉手箱・TG-WEB・CUBIC・GABなど選択式問題の対策として流通しているExcelファイルのことです。私の周囲では、就活をしている友人のほとんどに流通、浸透していた印象があります。使い方は、 

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という流れです。

メルカリ等フリマアプリでも購入、入手できるみたいです(相場は5000円~程度)。

 

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↑一応ぼかしておきましたが、解答集はこのようになっています(ぼかされてないものを知りたい場合はググってください。)

 

〇メリット

大きく2つあります。

・誰でも手軽に利用できること

Excelファイルの検索機能を使うということで、誰でも扱いやすいです。特に玉手箱では1問あたりに時間をかけられないので、この長所は良く働きます。

 

・(慣れれば)ボーダーラインをうまく超えられるように加減して解けること

(もし解答集の解答がすべて正答であれば、)それを使って解いた人がすべて全問正解できることになります。でも、そんな天才世の中になかなかいませんよね。

そこであえて何問か間違えることで、完璧にはないにしろ通過のボーダーラインを超えるように計算して解く、という工夫が自力でできます。

 

 

〇デメリット

こちらは3つあります。

・解答集が合っている保証はない

そもそも解答集を作っている人はウェブテストの作問者ではなく、お金儲けをしたい有志の学生や社会人です。

どんなに解答集を作成した人の頭が良かったとしても、だれしも必ずミスを犯します。

実際に私の友人がウェブテストを解いている横で検証したことがありますが、出題された

10問中2,3問程度解答集の誤りを発見したことも...(TG-WEB言語)

 

・解答集は作られてから時間が経てば経つほど使い物にならなくなる

ウェブテストを作っている会社側もバカではないので定期的に新しい問題を作り、古い問題と入れ替えています。

そのため、時が経てば経つほど解答集にはない新たな問題が導入され、解答集は役に立たなくなります。

 

・解答集が通用しない形式の試験や、問題を大きく改変している試験に対応できない

eF-1G、CPAG、不適性検査スカウターなど、新たな試験を採用する企業が増えていますが、これらはあまりメジャーな試験ではないので解答集がない場合が多いです。またウェブテスティングサービス(SPI3の自宅受験型)の非言語は選択式のテストではないため、使えません。

また、問題の改変とか都市伝説では?と思うかもしれませんが、

某戦略コンサル会社のウェブテストで実際にあり、解答集を使用した学生が軒並み落とされた

という事例も聞いたことがあります。

 

 

替え玉受験の種類(友人依頼・外部依頼)

替え玉受験と一口に言っても、いくつかの種類があります。大きく分けると

(1)デキる友人に依頼(or共同作業)するタイプ

(2)知らない他者に間接受験してもらうタイプ

(3)その他((2)以外にも直接受験をするタイプやSkypeを通じて代行するものも)

となります。 

(2)の専門的?な業者(個人を含む)は「ウェブテスト代行」や「webテスト代理」などのワードでTwitterやフリマアプリを検索すると出てきます。代行の大まかな手順としては、

 

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のようになります。ちなみに相場は1社あたり5000円~2万円と幅があるそうです(サムエル調べ)。一回の試験に2万はさすがに...と思ってしまいますね。

 

それぞれの替え玉受験のメリットとデメリット

替え玉(代行)受験全般に言えるメリットとしては、

 

・基本的にどの形式の試験にも対応できること

 

です。代行者の地頭に頼るため、多くの試験、それも初見の試験でもある程度対応できてしまう点では他の方法と比べて優位性があります。

 

ここでまずメジャーな二つの方式についてメリット・デメリットを比較してみます。

 

(1)友人依頼

(2)他者への間接依頼

選考通過の可能性

費用

モラルハザード×

×

個人情報がもれない

×

性格検査の本人受験

 

(1)の友人依頼では、特に個人情報がもれるリスクなど無く受けることができます。またお金もあまりかかりません。ただしウェブテストを受け慣れていないので、通過する可能性は(2)と比べて下がることが考えられます。

 

そもそも、人の人生を左右するような試験、それも自分の身近な人のものを快く受けてくれる人はあまりいないでしょう。

私の友人で、依頼した試験が落ちたために人間関係が悪化した事例も聞いたことがあります...笑

あまり多用することは避けるべきです。

 

 

(2)の知り合いではない他者への間接依頼では、フリマアプリの口コミ・評判などを通じて実績への信頼はある程度確保できるでしょう。

 

その一方で、

・形式上先払いであるうえ、自分が見ている前ではやっていないために代行者がサボる可能性が生じること。

性格検査を自分で受けられないこと(例外もあるが有料追加オプションになるケースも)。

・個人情報がもれること(多くの場合代行者は依頼者のマイページに入る必要があるため、代行者は依頼者の氏名はもちろん生年月日や住所、電話番号〈、顔写真〉にまでアクセスできる)。

 

などリスクが大きいことや、先ほど述べたように費用が非常にかかるので、もし依頼するのであればある程度覚悟を決める必要があると思います。

 

 

最後に、(3)その他 についてです。

やっている人・業者は少ないですが、こんなものもありますという紹介程度に2つ。

 

直接会っての受験では顔バレのリスクや予定を合わせる手間があるものの、

①相手にマイページID・パスワードを教えるわけではない

②目の前で解くので代行者はサボれない

ので(2)と比較するとリスクは低く確実に結果が出やすいです。マスクをしていけば顔バレもしないでしょうし。

 

もう一つのSkypeを使っての受験は、代行者にSkypeを通じて問題を映し口頭で解答を助言する、というものです。これは

①相手にマイページID・パスワードを教えるわけではない

②離れたところでもできる 

というメリットがある一方、通信状況に左右されやすくタイムラグも生じやすいので、一分一秒を争うウェブテストにはやや不向きです

 

 

むすびに

 

ここまでの話を踏まえ、結論として以下の2つを置いておきます。

 

・よほどのことがない限りウェブテストは自力で解くべき!

・解答集を使う、もしくは代行を依頼する場合はデメリットやリスクを知ったうえで使うかどうか判断しよう!

 

 

以上です。



※あくまで私自身が集めた情報で書いているため、多少事実と異なる部分もあるかもしれませんがそこはご容赦ください。